いつも身近に和室のある暮らし
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在来工法(所謂昔からの建築方法で、木の柱を主に立てて作っていく。)で、尺貫法を使い建てた家が前提でのお話です。最近建てられたM(メートル)設計ではちょっと違います。
長さ | 幅 | 備考 | |
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本間 | 6尺3寸(191cm) | 3尺1寸5分(95cm) | 京間・Mサイズ 主な地域…関西、中国、四国、九州 |
三六間 | 6尺(182cm) | 3尺(91cm) | 中京間 主な地域…中京地区、東北、北陸の一部、沖縄 |
五八間 | 5尺8寸(176cm) | 2尺9寸(88cm) | 関東間・江戸間・田舎間・狭間 主な地域…全国一般 |
五六間 | 5尺6寸(170cm) | 2尺8寸(85cm) | 団地間・公団サイズ 主な地域…公団公営住宅、その他建て売り住宅など |
M (メートル) 設計のお宅用に、畳床の材料が2m×1mの物があります。ただいぐさの畳表の幅は京間サイズまでがほとんどです。ダイケン工業製の和紙表などだと幅1m近くまで出来るものもありますが、その場合は縁付きの畳に限られます。
※畳は1枚1枚がそれぞれ違う寸法で出来ていて、他の場所と入替しても入らないものと思ってください。
一般的なものは、50mm~60mmぐらいです。最近では15mmぐらいのもので床暖対応用などもあります。
畳のJIS規格(A 5902)に関する規定は、使用する材料や作成方法などがいろいろ定義されています。
稲わら畳床の仕様はJIS A5901と定義されています。
種別 | 区分記号 | 畳床の種別 | 使用する畳表 |
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A種 | WR-1 | 稲わら畳床 1級品 | J1 畳表の縦糸が麻糸のもの(※1) |
B種 | WR-2 | 稲わら畳床 2級品 | C1 畳表の縦糸が綿糸のもの(※1) |
C種 | PS-C | ポリスチレンフォームサンドイッチ稲わら畳床 フォームの厚さは20、25、30mm |
C2 畳表の縦糸が綿糸のもの(※2) |
※1.畳表の日本農林規格に定める1等のもの又は同等以上の品質のもの
※2.畳表の日本農林規格に定める2等のもの又は同等以上の品質のもの
建材畳床の仕様はJIS A5914と定義されています。
材料としては建材ボードとポリスチレンフォームなどの組み合わせで出来ています。
種別 | 区分記号 | 畳床の種別 | 補足 | 使用する畳表 |
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D種 | KT-Ⅰ | 建材畳床Ⅰ形 | オールボード畳床 建材ボードのみ | C2(※) |
KT-Ⅱ | 建材畳床Ⅱ形 | 建材ボード+ポリスチレンフォームの2層構造 | ||
KT-Ⅲ | 建材畳床Ⅲ形 | 建材ボード+ポリスチレンフォーム+建材ボードの3層構造 | ||
KT-N | 床建材畳床N形 | オールフォーム畳床 ポリスチレンフォームを主としてクッション材と補強材を入れたもの 裏面にかまち補強材は入っていない |
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KT-K | 床建材畳床K形 | オールフォーム畳床 ポリスチレンフォームを主として作られたもの 裏面にかまち補強材をいれたもの |
※畳表の日本農林規格に定める2等のもの又は同等以上の品質のもの
畳表に関してはJIS(日本産業規格)での定義ではなく、JAS(日本農林規格)の定義になります。
畳へりは、JIS L 3108に規定する畳へり地とし、へり下紙はハトロン紙と厚手の紙をはり合わせたものなどとし、寸法が正しく色むらがないもの。と規定されています。
針足(mm) | A種 | B種・C種・D種 |
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平刺縫い | 機械縫い30以下、手縫い35以下 | 機械縫い30以下、手縫い45以下 |
返し縫い | 機械縫い35以下、手縫い35以下 | 機械縫い40以下、手縫い50以下 |
かまち縫い | 機械縫い45以下、手縫い45以下 | 機械縫い50以下、手縫い60以下 |